すばらしき映画音楽たち
すばらしき映画音楽たち
もう何週間前だけど観たので一応記録。
もうタイトル通り
映画音楽たちの話です。
ドキュメンタリー映画の部類だから映画を観ているというよりは、何かテレビ番組を観ているような。
その昔
映画というものは無音だったのは有名なお話ですが、そこからどうして映画に音楽がのるようになったのかという歴史も踏まえた上で、映画音楽(サントラ)を作る作曲家たちの奮闘も見られて個人的には楽しかったです。
映画自体に音楽を入れる前の時代は、映画を上映している所で演奏者が場面に合わせた音楽を生演奏していたそうで、それはそれでなんとまぁ贅沢な空間ではないか?と思ったのはここだけの話。
音楽を流すというのはフィルムの音などをかき消す為とかいう大人の事情だったりもしたようですが、結果的には内容に抑揚がついてイイ感じになったってんですから素晴らしい。
中には奏者のアドリブ、即興演奏などもあったそうなので、やはり贅沢な空間ですね。
同じ映画を観ても音楽が変わればまた違って見えたりするでしょう。
そして、サントラの話。
これ、映画の映像(内容)が出来てから作ることも屡々だそうで…なかなかに大変そうだ。
監督のイメージにそぐわなければ作り直しですからね。
それに流すタイミングや、流す時間、音量など…どれも絶妙なバランスが必要です。
例えばヒッチコックのサイコ。
シャワーを浴びている女性の背後に忍び寄る恐怖のあのシーン。
不快に近いが耳障りまでいかない程度のキッキッキッキッ♪と徐々に音量が上がり、忍び寄る感じから襲われるまでの音使いなど、もうなんとも言えない堪らなさがあるあの音。
もしあの音が無かったら残念ながら恐怖は半減します。
ホラー映画が苦手な方は是非、消音で観てみるといいですよ。
だいぶつまらないです。
余談ですが、世にも奇妙な物語のトゥルルルルットゥルルルル...♪って曲も手拍子しながら聴くと不快な音が丁度よく消され、楽しい曲に変わるので「世にも奇妙な物語の音楽苦手…」って方は是非1度チャレンジしてみてください。
それやりたさに観たくなり、周りからしたらあなたこそがまさに奇妙な世界の住人に見えることでしょう。
少し話題が逸れましたが、このように音楽があるからこそ映画やテレビ番組などは華やかな作品に変わるのでしょうね。
あの音楽…!!
って不意にテレビの方を振り向くこともあるかと思います。
そのような音楽を作る人がこの世を去っても、その音楽はずっとずっと愛され続けると思うと胸が熱くなると…思わざるおえません!!!!!
でも難点をひとつ。
心地好くて眠くなります。